私立中ってどう?都立中に落ちた息子の今と、私の本音レポート

私立中ってどう?都立中に落ちた息子の今と、私の本音レポート

 

都立中の合格発表の日。
我が家は、家族全員でボロボロになりました。

静かに結果を受け止めているように見えて、内心はぐちゃぐちゃ。
あの日のことは、今でも鮮明に覚えています。
当時書いたこの記事(→都立中不合格…それでも前に進むために書いた記録)には、淡々とした文章が並んでいますが、
本当は、その何倍も、何十倍も気持ちが揺れていました。

息子の前では笑っていなきゃと思いながらも、
ふとした瞬間に襲ってくる「これでよかったのか」「あの時こうしていれば…」という後悔や不安。
家の中に漂う重たい空気を、どうにか変えたくて必死でした。

でも今。
私にははっきりと言えることがあります。

「都立に落ちたけど、息子にとって“今の私立中”はベストな選択だった」
そう、胸を張って言えるようになったんです。

あの頃の私のように、今まさに落ち込んでいる誰かに伝えたい。
“この先、ちゃんと道は開けるから、大丈夫”って。

この記事は、そんな私の「リアルな体験談」です。
都立中には行けなかったけれど、その先で息子が出会った「光」の話を、正直に綴っていこうと思います。

私立中に進学して感じたメリット|あの日々を払拭してくれた光

特待制度のある私立中。
正直に言えば、最初は“経済的な選択肢”のひとつでした。

都立中のような学費負担の少ない進路を第一に考えていた我が家にとって、
特待制度で学費が軽減される私立校は「万が一の備え」という位置づけだったのです。

でも、息子が通うことになったその私立中は、思いがけず“ぴったりの場所”でした。


■ 自己肯定感が上がる環境に出会えた

まず何より大きかったのは、成績が伸びることで自信をつけたこと。

都立に進んだ友人たちの話を聞くと、
「まわりのレベルが高すぎて、ついていくだけで精一杯」
「頑張ってるけど、成績が上がらない」

そんな声を耳にすることが多くありました。

息子の性格を考えると、もしその環境にいたら、
“自分なんて…”と拗ねてしまっていたかもしれません。

でも今の私立中は、全体の偏差値はそこまで高くない。
だからこそ、努力すればするほど成績に反映される。
「やればできる」が実感できる環境だったんです。

順位が上がる。
先生に褒められる。
まわりからも認められる。
その積み重ねが、息子のモチベーションをぐんぐん引き上げていきました。

特待で入ったことが“スタートライン”になって、
そこから自信とやる気の好循環が始まったのです。


■ 落ち着いたクラスに驚いた

もうひとつ、親子ともに感動したのが「授業中の空気」。

特待クラスには、受験を乗り越えてきた子たちが集まっていて、
みんな当たり前のように話を聞く。授業に集中する。
手を挙げて発言もするけれど、それがうるさくない。

…当たり前のことのはずなのに、
公立小学校では当たり前じゃなかったんですよね。

授業を邪魔する子、先生の話を聞かない子。
それが日常だった環境から一転、
“学びに集中できる”って、こういうことか!と親子で驚きました。

■ 公立にはないカリキュラムと、考え方の違いに驚いた

私が「この学校は、やっぱり息子に合っていたんだ」と思えたのは、
授業内容や学校の方針からも感じたからです。

まず入学式で、校長先生がはっきりこう言ったんです。

「どうか、たくさん失敗してください。」

最初は驚きました。
でもすぐに、続く言葉に納得しました。

「失敗を恐れて動かないのではなく、失敗から学ぶことが大切なんです。」

この考え方こそ、息子に今必要だったものなんだと、心から思いました。

そして授業も、とてもユニークで実践的。
ある日は区議会議員や防衛省の方が学校で講話をしてくださることもありました。
現場で活躍している大人たちの「生の声」が聞けるのは、まさにリアルな社会との接点。

たまにテレビに出ているようなタレントさんが来てくれることもあって、
子どもたちの学ぶモチベーションにもつながっています。

さらに多くの私立では、修学旅行が海外ということ。
それも「いつか」ではなく、「先輩たちが実際に行った」具体的な旅先があるからこそ、
“自分ごと”として英語を学ぶ姿勢がまったく違うんです。

「この英語を使って、私は●●に行くんだ」
→ この目標があるから、子どもたちは本気になる。

英会話の授業も、“受験のための英語”ではなく、
“使うための英語”として組まれていて、毎回とても楽しそうに学んでいます。

公立のカリキュラムではなかなか味わえない、
社会とのつながり・実体験ベースの学びが、息子の知的好奇心を刺激してくれているのを感じます。

■ 通学も成長のチャンスに

そしてもう一つ。
これは小さなことかもしれませんが、電車通学が彼を変えました

通学中に起きた電車の遅延トラブル。
乗り換え案内もない中、自分ひとりで判断し、ルートを変えて学校にたどり着いたあの日のこと。
帰宅後に得意げに語ってくれたその話は、今や我が家の“鉄板エピソード”になっています。

彼にとって、自分でやり遂げたという成功体験だったのでしょう。
この経験も、徒歩圏内の公立中に進んでいたら得られなかったものかもしれません。

私立中に通わせてわかったデメリット|すべてが理想通りじゃない

ここまで読んでくださった方は、「なんだかんだで、私立っていいことばかりなんじゃ?」と思われたかもしれません。
でも、もちろん全てがパーフェクトだったわけではありません。

息子が通う私立中だからこそ感じた、リアルなデメリットもいくつかあります。


■ 部活動は“高校生メイン”で、中学生には物足りなさも…

私がまず感じたのは、部活動環境の違いでした。

息子の学校は中高一貫ではあるけれど、高校がメインの部活運営になっているケースが多く、
中学生だけでは人数が足りず、団体競技の大会に出られないこともあります。

たとえば、サッカーやバスケットボールなどの団体戦は、
そもそも人数が揃わないことがあり、「練習はしてるけど試合がない」というモヤモヤが残る場面も…。

また、高校生が主体の部では、中学生は見学や補助的な立場になってしまいがち。
「中学3年間、がっつり部活に打ち込みたい!」というタイプの子には、物足りなく感じるかもしれません。


■ 内部進学は“確約”ではないプレッシャーも…

そしてもうひとつ。
私立の中高一貫校に進学したからといって、高校に自動的に上がれるわけではないという現実もあります。

「特待生で入ったなら安心でしょ?」と言われることもあるのですが、
実際はそう簡単な話ではなくて…

学校によっては、内部進学に一定の成績基準が設けられており、
「このままでは高校に上がれないかも」という緊張感が、日々の生活にじわじわとプレッシャーをかけてきます。

もちろん、これはモチベーション維持に繋がるというプラスの側面もありますが、
親としては「無理してないかな?」「この環境が今後も合い続けるのかな?」という不安も、どこかに残るのが本音です。


■ その他に感じた小さなギャップ

・通学に時間がかかる分、朝が早く帰りも遅い → 体力面での心配
・学校外の友達と予定が合わず、交友関係が狭まりがち
・私立ならではのイベントや出費も、想像以上に多い(制服・教材・施設使用料など)

これらも含めて、「やっぱり私立中にはそれなりの覚悟も必要なんだな」と、
入学してから実感したことの一つです。


でもやっぱり、今の学校でよかったと思える理由

…とはいえ、こうしたデメリットを踏まえても、
私は今、心から「この学校に進学してよかった」と思っています

不合格から始まった中学受験。
でもその先にあった今の環境が、息子を大きく変えてくれました。

この記事が、今まさに落ち込んでいる誰かにとっての“希望の種”になりますように。

都立に落ちたことは、決して“失敗”じゃなかった

中学受験って、本当に親子で戦う日々だと思います。
我が家もそうでした。
だからこそ、不合格を受け入れるのは、簡単なことではありませんでした。

でも今、私たちは都立に落ちたこと=失敗ではなかったと胸を張って言えます。
むしろ、あの挫折があったからこそ、今の学校に出会えたのだと思っています。

子どもに合った環境で、自信を持って学び、毎日を前向きに過ごしている姿を見るたびに、
「この選択は間違っていなかった」と思えるのです。

今、不合格で心が沈んでいる方がいたら、
過去の私のように悩み苦しんでいる親御さんがいたら、
ぜひ伝えたいです。

道は一つじゃない。むしろ、道はその先に広がっている。

このブログが、そんなあなたの気持ちを少しでも軽くし、
新しい一歩を踏み出すヒントになれたら嬉しいです。

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